65、芋薬法 西勝造

65、芋薬法

(一)効能

腫物、疼痛、肩の凝り、筋炎、肉腫、皮膚癌、乳癌、捻挫、中耳炎、虫垂炎等に用いて、極めて有効である。

(二)方法

1、分量

里芋 10

ウドン粉 10

食卓塩 2

ヒネ生姜 2

2、作り方

里芋は、皮のままちょっと炭火で少し毛が焦げる位に軽く焼き、皮を剝いてワサビ卸しでおろす。これと等量のウドン粉と、その全量の1割の食卓塩(焼塩)と同じく1割のヒネ生姜の皮を剝いておろしたものとを混じて、よく練りまぜ、これをリント、綿ネル、又は紙に、厚さ1分(3mm)位に延べて、患部に貼るのである。もしも、患部に熱を持っていたら、3、4時間毎に貼り変える。熱がなかったら、半日位貼っておってもよろしい。貼ったら、その部分の毛管運動をおこなうと、一層有効である。

(三)注意

一、かぶれて痒いときは、焼き方が不足であるか、皮膚が弱いのであるから、よく焼くか、一時中止して、その部分にスイマグをウスく塗ること。また余り焼き過ぎては効かなくなる。皮膚に油を塗って貼るとかぶれが少ないが、包帯で留める必要がある。

一、芋薬を貼ると、全体として赤く腫れ上がることがあるが、これは効果を顕わして来たのであるから、中止せずに続行せねばならぬ。

一、癌等は白いブツブツが出て来て遂には腫瘍が崩壊して行く。

一、腫物などは、口があいたら思い切って血のにじむまで押して芯を出し、その後にまた芋薬を貼るのである。

一、芋薬が、渇いてとれないのは、ひね生姜を削り、その煮汁を作って拭けばきれいにとれる。

一、咽喉の悪い側の膝が悪いものであるが、膝に芋薬を貼るとよくなる。膝関節の少し上部を両側から押さえて痛いほうが悪い。ハンカチ位の大きさで、膝関節の前面から大腿下部にかけて包むように貼る。裏面の膝膕部には貼らない。

男子は14、5才、女子は月経の始まる頃に、1日おきに3乃至7回就寝時に両方の膝に芋薬を貼っておくと、身長が伸び、20才以後に結核に冒されることを予防する。

一、腐敗乾燥しないように特別に造った製剤にリウハップというのがある。

西勝造著『西医学健康原理実践宝典』p262-264

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